今年の1月、文部科学省から、「令和の日本型学校教育」の姿が示されました。キーワードは「個別最適な学び」と「協働的な学び」の2つです。
「個別最適な学び」とは、“指導の個別化”と“学習の個性化”の2つが謳われています。“指導の個別化”とは、生徒一人ひとりの特性や学習進度、学習到達度等に応じて、先生方は必要に応じた重点的な指導や指導方法・教材等の工夫を行うものとされています。また、“学習の個性化”とは、生徒一人ひとりの興味や関心、キャリア形成の方向性等に応じて、先生方は個々に応じた学習活動や課題に取り組む機会の提供を行うこととされています。これらは、まさに、この高千穂高等学校がこれまで実践してきた「習熟度別の少人数できめ細やかな授業」であり、「個々の希望に応じて実現される進路指導」のことなのです。
一方、「協働的な学び」とは、生徒一人ひとりのよい点や可能性を生かし、生徒同士、あるいは地域の方々をはじめ多様な他者と協働することとされています。高千穂高等学校では、これまで地域の皆さまから様々な学びの支援を頂いてきたことはもちろんですが、近年、この地域で世界農業遺産が認定されたことに伴って始まった「GIAHSアカデミー」のような活動にも関わり、生徒たちが地域から世界へ視野が広がる教育活動を実践していることは特に重要です。また、高千穂町を中心とする西臼杵郡3町のご支援があったり、県教育委員会のご支援により県内の公立高等学校では最先端のICTラボが学校内に整備されました。これは、皆さんが学校の枠を越えて様々な世界と繋がり、ワクワクする体験ができるように準備していることを容易に想像できます。
高千穂高等学校では、皆さんが活躍する世界への様々な“とびら”が準備されています。友達や先輩、先生方、地域の皆さんとかけがえのない時間をともに過ごして、あなたの路が実現されることを応援します。